スマホの方はここをタップすると電話がかけられます。
TEL 0776-97-5591
  • web予約はこちらから
腰椎椎間板ヘルニア
Lumbar disc herniation

腰骨は5つの腰椎骨と1つの仙骨、それぞれの骨の間にある椎間板からできています。椎間板は外側の部分を繊維輪といい、その中に粘り気のある髄核というのがあります。椎間板の後方には脊柱管という管が腰骨の中にあり、ここを神経が通っています。
線維輪が亀裂が入って裂け、髄核が飛び出て、それが後方にある神経を圧迫して痛みやしびれなどを起こすことを腰椎椎間板ヘルニアと言います。

原因

腰椎椎間板ヘルニアの発症は、姿勢や動作、または体質、遺伝、加齢などと関係しています。座ったり、立ったまま前屈みになるなどの姿勢や動作で体重の約2.5倍の圧力が椎間板にかかると言われています。これが繰り返され椎間板に変性をもたらし、腰椎椎間板ヘルニアとなります。

症状

初期には腰痛が現れ、その後片側の足の痛みやしびれが加わってきます。重い物を持ち上げた時に急に腰が痛くなる場合と徐々に起きる場合があります。 腰痛のあとに太ももからふくらはぎ、足にかけて電気の走るような痛みやしびれが片側に起こることが多いです。この痛みは咳やくしゃみで増悪するのが特徴的です。

治療

治療法は、大きく分けて保存療法と手術療法の2種類があります。進行性の麻痺症状がある場合を除き、主に保存療法を行います。

<保存療法>

■安静治療
患部を動かさないようにして腰痛の原因となる病期の進行を食い止める方法です。

■温熱療法
痛いところを温めることで筋肉のコリをほぐし、収縮した血管を緩め、血液の循環を促す方法です。
80℃前後に温めたパックをタオルで包み、患部に当てるホットパックや赤外線照射などがありますが、この方法では身体の表面を温めることはできても、深部まで温めることはできません。また、患部に炎症ができている場合は、温めることで痛みが増す場合があるので注意が必要です。

■冷湿布と温湿布
冷湿布は、炎症を鎮めるために使用します。急性の腰痛にも効果があり、温熱療法と併用することもできます。
温湿布は、血行を促進したり、コリをほぐすのに使われます。慢性の腰痛には温湿布を使いますが、腰椎椎間板ヘルニアによる腰痛や足のしびれや不快感は、湿布では治りません。

■理学療法

・マッサージ
マッサージは筋肉のコリをほぐして血行を良くするため、痛みが取れて身体が楽になります。しかし、腰椎椎間板ヘルニアの場合、マッサージだけで治療することはできません。
・鍼治療
針を刺すことによって筋肉に刺激を与えます。腰椎椎間板ヘルニアの場所は身体の奥にあるため針だけでは根本的な治療はできません。鍼治療は痛みを軽減するための対症療法と考えた方が良いでしょう。

■投薬治療
投薬による治療は、飲み薬によるものと注射で注入する方法があります。

・飲み薬
非ステロイド抗炎症薬がよく使われます。痛みが起こると筋肉が緩み固くなり、痛みを増幅させる場合があるため、筋肉弛緩剤と一緒に処方する場合があります。
・注射によって痛みをブロックする場合
痛みの原因となっている箇所に注射で薬を注入します。注入する場所によって神経根ブロック、硬膜外ブロックと呼ばれます。比較的長期間痛みをとることができる場合がありますが、痛みの原因を解決するわけではないため、腰椎椎間板ヘルニアの根本的な治療とは言えません。

■牽引治療
重力や圧力で腰椎や椎間板が押されたり、つぶされたりしていることが原因であるため、その逆に器具を使って腰を引っ張ったり、伸ばしたりする牽引で治療する方法です。

<手術療法>
手術療法は、保存療法を行っても痛みがとれない場合や足に麻痺がある場合、または日常生活に支障があって本人が希望する場合などに行われます。

■手術
手術には、「直視下」「顕微鏡下」「内視鏡下」の方法があります。患部をどのような方法で見ながら手術するかという違いだけで、飛び出したヘルニアの部分を切り取る手術であることは同じです。

■レーザー
レーザーによる腰椎椎間板ヘルニアの治療は「PLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)」と呼ばれるものです。腰椎とはみ出してしまった椎間板の圧迫を軽減させるために椎間板そのものに針を刺して、そこからレーザーを照射させます。椎間板の中に小さな空洞ができ、その空洞が時間の経過とともに収縮することでヘルニアによる脊髄、神経の圧迫が軽減されます。

pagetop